こんにちは。
保険を売らないお金の専門家。独立系ファイナンシャル・プランナーの下田です。
今日はちょっとだけ、いつもと違う切り口で「資産形成の考え方」をお届けしてみたいと思います。
カレーを作っていて、ふと思ったこと
ある日、カレーを作っている途中で、ふと、こんなことを思いました。
「資産形成とカレー作りって結構共通点が多いよな」
もちろん100%全く同じというわけではないのですが、
- 何をつくるか決める
- 材料を揃える
- 下準備をする
- “味付け”をする
- タイミングが来るまでじっくり待つ
という点で、かなり重なる部分があるんですよね。
おいしいカレーの作り方
カレー作りって、ざっくりこんな流れですよね。
- カレーを作ると決める
- 材料(肉・野菜・ルー)をそろえる
- 材料を切って、炒める
- 水を入れて、煮込む
- 最後にルーを入れて、味を調える
この流れをすっ飛ばして、いきなり「カレールーを入れてもなんとかなるでしょ」と思っても、炒めなかったり、煮込みが足りなかったりすると、味も食感もイマイチなカレーになります。
資産形成も、いきなり“ルー”を入れてはいけない
実は資産形成も同じです。
- まず「目的」を決める(老後?教育?自分時間?)
- 現状を把握する(家計、貯蓄、収支の見直し)
- 使う手段を選ぶ(NISA、iDeCo、保険など)
- 少しずつ実行して、育てていく
- 最後に、自分に合った“ゴール設計”を整える
つまり、順番を間違えるとうまくいかないということなんですね。
実は…シチューも途中まではカレーと同じ
面白いのが、カレーとシチューって、途中まで作り方がほぼ同じなんですよね。
材料を切る、炒める、煮込む…違うのは、最後に入れる“ルー”だけ。
資産形成も、途中までやることは多くの人が同じです。
家計を整えて、証券口座を開いて、少しずつ積み立てて…
最後にどんな目的を重視するかで「資産の味付け」が変わるんです。
- 安定性を重視すればシチュー寄り(債券・預金中心)
- 成長性を重視すればカレー寄り(株式・積極運用)
みたいな感じで、完成形が変わってくるというイメージです。
大切なのは「焦らず、順番に」
カレー作りで一番失敗するのは、煮込む前にルーを入れてしまうことだと言われています。
資産形成も同じで、いきなり「何を買うか?」から始めると、全体のバランスが崩れて、途中で不安になったり、損をしてしまうことも。
まとめ:カレーも資産も、“味わい”はプロセスで決まる
資産形成は、派手な一発逆転の話ではありません。
でも、材料をそろえて、順序を守って、コツコツ育てる。
そのプロセス自体が、未来の「安心」や「自由」の味わいをつくっていくのです。
今、あなたが「将来がちょっと不安かも…」と感じているなら、まずは“何を作りたいのか”を考えるところから始めてみてはいかがでしょうか。
