はじめに:よくある質問「私もNISAを始めたほうがいいですか?」
2024年にスタートした「新しいNISA制度」に関心が高まり、2025年に入ってから私の元にもこんな質問が多く届くようになりました。

ニーサ、私もそろそろ始めたほうがいいですか?
ニーサ、友人や職場の人もニーサで投資をしてるみたいだし、銀行ですすめられたから始めたいけどよくわかりません。
確かに、新NISAは魅力的な制度です。ですが、“なんとなく”始めるのは危険です。
今回は、NISAを始める前に“必ず押さえておきたい3つの視点”をお届けします。
1:「攻め」⚔️より先に「守り」🛡️を固めよう
資産形成というと、どうしても「投資で増やす」ことばかりに意識が向きがちです。でも、その前に大切なのが“お金の守り”す。
投資資金の前に、生活資金の確保が先
以下の項目、あなたはいくつクリアできていますか?
- 生活費の6ヶ月〜12ヶ月分の現金がある
- 急な病気・ケガなどに備えた資金がある(または保険に加入している)
- 働けなくなった場合のセーフティネットがある
これらを未整備のまま投資を始めると、「必要なときに現金が足りない」という事態に陥る可能性があります。
投資はあくまでもこれらの準備が整ったあと「しばらく使う予定のない余裕資金」で行うべきなのです。
なぜ投資は余裕資金で行うべきなのかというと、投資には価格の上下がつきものだからです。
最終的にお金が増えるとしても、そこまでの道のりの中で、一時的にマイナスを経験することもあります。
だから、“しばらく使わないお金”で投資をすることが重要です。
2:「目的」から逆算して投資プランを立てよう
「なんとなく不安だから」「周りが始めているから」といった曖昧な理由で投資を始めると、必ず迷います。
投資を始めると投資関連の記事やニュースを目にするようになります。そんな時、テレビや新聞、SNS、友人からの噂話など様々な情報が大量に流れてきます。
そんな時、あなたの中に投資の軸(=あなたの投資スタイル)がないと情報に振り回されてしまい、結果が伴わないことになります。
まず最初に、自分は何のために投資するのかを明確にしましょう。
目的別に変わる運用スタイル
例えば
| 目的 | 投資スタイルの例 |
|---|---|
| 老後資金をつくりたい | 20年先を見越した長期・積立・分散投資 |
| 10年後に住宅資金をつくりたい | リスクを抑えた安定運用が必要 |
| 漠然とした不安がある | まずは“本当の不安”を整理してはっきりさせる |
このように、目的によって「期間」や「許容できるリスク」は大きく変わるのです。
だからこそ、何に投資をするか?の前に、投資の「目的地」を定めておくことが最も大切になってきます。
その3:「制度」ではなく「仕組み」を学ぶ
投資で失敗したくないからちゃんと調べてから始めよう。
そんなことから新NISAについて調べると、制度の用語ばかりに目が行きがちです。
- つみたて投資枠・成長投資枠
- 年間投資枠・非課税期間
- 非課税保有限度額…
覚えなくてはいけない用語が多いですよね。
でも、それ以上に大事なのは、お金を育てる“仕組み”を理解することです。
覚えるべきは、変わらない基本原則
たとえばこんな考え方:
- ✅ 分散投資(いろんな国・資産に分ける)
- ✅ 長期運用(時間を味方につける)
- ✅ 積立投資(タイミングに左右されない)
- ✅ 価格に一喜一憂しない「ほったらかし」の考え方
制度はいつか変わります。でも、「仕組み」は一生使える知恵です。
焦ってNISAを始めるよりも、仕組みを理解してからの方が、ずっと安心して続けられます。
まとめ:急がなくても大丈夫。焦らず“土台”をしっかりと。
「今すぐ始めないと損する!」という雰囲気に焦っている方もいるかもしれません。
新NISAの制度変更で、ネットやテレビでも「早く始めないと損!」という空気があります。
でも、本当に大事なのは、あなた自身が納得して、安心して投資を続けられる状態をつくることです。
焦らず、自分に合った形で、資産形成の一歩を踏み出していきましょう。
もし「何から始めればいいのか分からない…」という方は、
プロとの相談から始めるのもおすすめです。

