「また税金の納付書が届いた…」
そんなふうに、春から夏にかけての時期に感じたことはありませんか?
実はこの時期、固定資産税・住民税・軽自動車税・自動車税など、さまざまな税金の支払いが集中します。
特に退職後や収入が減った年などは、「こんなに税金が重なるなんて知らなかった…」と焦ってしまうケースも。
今回は、そんな税金の支払いスケジュールをわかりやすく整理してみました。
「いつ・どんな税金が・どこに払うのか・誰に課されるのか」を、1記事でしっかり把握できます。
固定資産税|毎年4回、市町村から届く不動産の保有にかかる税金

そもそも固定資産税とは?
そもそも固定資産税とはなんでしょうか?
総務省HPを見ると、次のように書かれています。
皆さんの周りにある住宅地や田、畑などの土地、住宅や店舗などの家屋、工場の機械や会社の備品などの償却資産(コラム1「償却資産とは?」参照)を総称して固定資産と呼びます(詳しくは次の表を参照)。固定資産税とは、こうした固定資産にかかる税金です。
不動産を所有していることに対する税金ということがわかります。しかし、不動産を買う時にも税金がかかるのに、なぜ持っている間も税金がかかるの?と思ったことはありませんか?
その点についても、総務省のHPに以下の記述があります。
(2)固定資産税の歴史
どうして固定資産税が創設されたのでしょうか?
元々、日本には明治時代から地租(土地に対する税金)や家屋税(住宅に対する税金)がありましたが、戦後の1950(昭和25)年に、シャウプ勧告に基づく地方税制改正の一環として、地租や家屋税を統廃合し、原則市町村税として、固定資産税が創設されました。
| 納付先 | 不動産がある市町村 |
| 対象 | 1月1日時点での所有者 |
| 納付時期 | 年4回(例:4月・7月・9月・12月) |
補足:
空き家や実家の名義が自分になっていた場合、うっかり見落としがちになります。
物件が遠方にあっても納付書は届きますので、忘れずに確認しましょう。
住民税|前年の収入に応じて課税される、市町村・都道府県への税金
| 納付先 | お住まいの(住民票のある)市町村・都道府県 内訳: 市町村民税 + 都道府県民税 |
| 計算方法 | 均等割(定額)+ 所得割(前年の所得に応じて決定) |
| 納付方法 | 普通徴収(自分で支払う): 6月・8月・10月・1月の年4回 特別徴収(給与から天引き): 6月~翌年5月まで毎月天引き |
補足:
退職後や自営業の方は特別徴収(給与天引き)から「普通徴収(自分で納付)」になるため、6月にまとめて納税通知書が届きます。
前年の収入に対する税なので、今の収入だけ見て家計を組んでいると…資金が足りなくなることも。
その時に慌てないように、対策として「税金用の積立」を事前にしておくと安心です。
軽自動車税|4月1日時点で軽自動車を所有している人に課税

| 納付先 | 市町村 |
| 対象者 | 4月1日時点での軽自動車所有者 |
| 納付期限 | 5月末まで |
| 納付方法 | 窓口納付(現金) 口座振替 スマートフォン決済アプリ クレジットカード インターネットバンキング・Pay-easy(ペイジー) |
補足:
- 3月中に廃車すれば、翌年度の課税はされません。
- 4月2日以降に購入登録した場合、今年度は非課税です。
自動車税(種別割)|普通車などを所有する人が対象

| 納付先 | 都道府県 |
| 対象者 | 4月1日時点での普通車所有者 |
| 納付期限 | 5月中旬~6月末ごろ |
| 納付方法 | 金融機関の窓口、都道府県の税事務所 コンビニエンスストア クレジットカード スマートフォン決済アプリ インターネットバンキング/Pay-easy(ペイジー) 口座振替 |
補足:
- 車の排気量や年式によって金額が異なります。
- eL-QR(地方税統一QRコード):納付書にeL-QRが印刷されている場合、「地方税お支払サイト」や対応するスマホ決済アプリなど、様々なキャッシュレス決済が利用可能です。
国民健康保険料(税)|退職後やフリーランスの方にかかる保険料
| 納付先 | 市町村 |
| 対象者 | 自営業・年金生活者・無職の方など |
| 納付期限 | 通常7月~翌年3月までの7期または10期払い 7期払いの場合: 1期:7月末 2期:8月末 3期:9月末 4期:10月末 5期:11月末 6期:12月末(年末年始のため少し25日前後) 7期:1月末 |
| 納付方法 | 金融機関の窓口、都道府県の税事務所 コンビニエンスストア クレジットカード スマートフォン決済アプリ インターネットバンキング/Pay-easy(ペイジー) 口座振替 |
補足:
- 前年の所得によって大きく変動するため、退職した翌年に大きな負担が来ることも。早めの確認と資金準備がカギです。
年間の税金支払いスケジュール(まとめ表)
| 月 | 固定資産税 | 住民税 (市町村民税 県民税) | 軽自動車税 | 自動車税 | 国民健康保険 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 1月1日の 所有者が対象 | 第7期 (昨年分) | |||
| 2月 | |||||
| 3月 | |||||
| 4月 | 4月1日の 所有者が対象 | 4月1日の 所有者が対象 | |||
| 5月 | 第1期 | 納付時期 | |||
| 6月 | 第1期 | 納付時期 | |||
| 7月 | 第2期 | 第1期 | |||
| 8月 | 第2期 | 第2期 | |||
| 9月 | 第3期 | 第3期 | |||
| 10月 | 第3期 | 第4期 | |||
| 11月 | 第4期 | 第5期 | |||
| 12月 | 第4期 | 第6期 |
「いつ来るか知っているだけ」で、安心感は大きく変わります
納税は避けられないものですが、タイミングを知らないまま突然請求書が届くと、精神的にも家計的にも大きな負担になります。
だからこそ、“支出の見える化”がとても大切なのです。
事前に年間スケジュールを把握し、月々の積立や資金調整をしておくことで、「あわてない家計」をつくることができます。
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