2025年9月、金(GOLD)価格が日本円で2万円を突破したというニュースが流れました。
金の価格がニュースになる前、2023年頃にメルマガで「金(GOLD)を少し買ってみました」という話題をお届けしたのですが…その後もじわじわと値上がりしていますね。
さて、このニュースを見て、
金って買ったほうがいいの?
今からでも遅くない?
このタイミングを逃したら最後かもしれない。急がなくちゃ
と気になった方も多いのではないでしょうか?
実際に、私のところにも「今が買い時でしょうか?」というご相談が増えています。
ですが、こういう時に私はこうお答えしています。
結論:「メディアで話題になった直後は、いったん様子見を」
多くの方が投資判断をするきっかけは「テレビで見たから」「新聞で読んだから」という“情報との出会い”です。
ですが、残念なことにメディアで大きく取り上げられているときは買い時を過ぎていることが少なくありません。
ここで、投資の世界では有名な言葉をご紹介します。
噂で買って、事実で売れ
つまり、世の中に広く知れ渡った頃(つまりメディアが取り上げたタイミング)では、すでに価格が高くなっていることが多いのです。
投資の基本は「安く買って高く売る」ですから、メディアに取り上げられてすでに価格が高くなっている状態は、投資するタイミングとしては遅いというわけです。
なぜかというと、投資における価格決定の仕組みを知れば、その答えが見えてきます。
金(GOLD)価格はなぜ動くのか?
では、そもそもなぜ金の価格は上がったり下がったりするのでしょうか?
これはとてもシンプルです。
金価格の基本:価格は需要と供給のバランスで決まる
- 欲しい人(買いたい人)が増えれば → 価格は上がる
- 売る人が増えれば → 価格は下がる
今回の価格上昇の背景は?
- 世界的なインフレや経済不安 → 「安全資産」として金に注目が集まる
- 日本では円安ドル高が進行中 → 金の円建て価格が押し上げられる
- 短期的なトレーダー(投機家)の参入で価格上昇のスピードが上がっている
こちらは、1オンス(31.1035グラム)あたりの金(GOLD)価格のグラフです。米ドル基準で金価格が上昇していることがわかりますね。

さらに為替の動き(米ドル円)も見てみましょう。2023年あたりから為替相場が一気に円安(グラフの上昇)に向かっていることがわかると思います。

このように分解して見ると、1グラム2万円の理由が、金価格上昇と、円安の影響の結果だということがわかります。
今、金を買っている人の心理は?
実は、金を「今」買っている人たちの多くは、こんな動機で購入しています。
- 「安全そうだから」
- 「周りが買っているから」
- 「ニュースで値上がりしてたから今のうちに…」
- このチャンスを利用して短期で利益を狙いたい。
でも、その裏では、ずっと前に買っていた人が利益確定のために売っていることを忘れてはいけません。
つまり、買っている人が“後追い”なら、売っている人は“先回り”していた人という構図です。
まとめ:焦らず、目的とスタンスを決めよう
金は価値がゼロになることはない「実物資産」であり、世界共通で通用する通貨のような存在です。
そのため、長期的な分散投資の一部として保有するのは、決して悪いことではありません。
ですが、
- 短期で儲けようとして焦って買う
- 周囲に影響されてなんとなく買う
こういった「目的なき投資」は、難易度は高いため、失敗(お金を失う)の原因になりがちです。
私自身、こう考えるようにしています:
「テレビや新聞で取り上げられたら、いったん様子を見る(または売る)」📈
価格が落ち着いて、みんなが静かになったころこそ、本当のチャンスがやってくることが多いのが私の経験則です。
焦らず、相場の動きを眺めながら「次の一手」を待つ。
「慌てない、慌てない。一休み一休み。」
このくらいのスタンスがちょうどいいのかもしれません。
💬もし迷っているなら…
金に限らず、NISA・投資信託など、「やったほうがいいのかな?」と迷うことは多いと思います。
そんなときは、一度プロと一緒に「投資の土台」から見直してみるのもおすすめです。
焦らず、騒がず。自分のペースで、納得して進めることが何より大切です。

