「投資=ギャンブル」だと思っていませんか?資産形成を始める前に知っておきたい“3つの違い”

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こんにちは。 保険を売らない独立系ファイナンシャルプランナーの下田幸彦です。

今回は、これから資産形成を始めたいと思っている方へ向けて、「投資・投機・ギャンブルの違い」について、私の経験を踏まえながら丁寧にお伝えしたいと思います。

目次

貯金はあるけれど投資は怖い…そんなあなたへ

これからNISAやiDeCoを使って投資を始めようと考えている方の中には、こんな風に感じている方が少なくありません。

貯金はあるけど、投資はやったことがない

失敗したら怖いので、とりあえずSNSやYouTubeで無料情報を集めている

情報が多すぎて、何が正しいのかわからない

特に50代の女性の方から、こうした声を多くいただきます。

実は、こうした状態は「情報迷子」と言われることもあります。

情報は集めているけれど、情報過多になり、かえって動けなくなってしまう状態です。

実は私自身も、最初からうまくいったわけではありません。

20年前に外貨預金や保険を使った投資商品から始めて、失敗も経験しましたし、SNSで紹介された“良さそうな投資案件”に騙されて、2度も詐欺にあったこともあります。

それでも、自分なりにコツコツと試行錯誤を重ね、気づけば70万円だった元手が7000万円以上になっていました。

だからこそ、これから投資を始めたいと思っている方に、まず知っておいてほしいのです。

「投資・投機・ギャンブルの違い」

これを知らずに始めてしまうと、自分では投資のつもりでも、実はトレードをしていたり、ギャンブルのような行動になってしまっていることもあります。


「投資」「投機(トレード)」「ギャンブル」は似て非なるもの

あなたは、「投資」と「投機(トレード)」と「ギャンブル」の違いをきちんと説明できますか?

この3つは、似たような言葉として混同されやすいですが、実は全く違う意味を持つ行動です。

違いを知らずに「なんとなく」で始めてしまうと、気がついたら投資のつもりでギャンブル的な行動をしていた……なんてことにもなりかねません。

まずはこの3つの違いをはっきり理解するところから始めましょう。


資産形成=投資ではない!?って知ってますか?

投資の話をする前に、まず「資産形成とは何か?」を明確にしておきましょう。

『金持ち父さん貧乏父さん』で知られるロバート・キヨサキ氏は、資産をこう定義しています。

資産とは、あなたのポケットにお金を運んでくれるもの

定期的にお金を生み出してくれるものや、将来的にお金が増えて返ってくるもののこと

つまり、「あなたの銀行口座の残高を増やしてくれる存在」のこと。

それは物理的な不動産かもしれませんし、株式、知的財産、資格やスキル、あるいは時間や健康かもしれません。

そして資産形成とは、「そうした資産を増やしていくこと」です。


世の中には、この資産とは何か?投資とは何か?の意味を曖昧なまま使っている人も多いので注意が必要です。特に金融機関の営業マンの頭の中の「資産形成」や「投資」の意味が、あなたの認識とは違うこともあります。

ちなみに、ネットで資産について検索すると次のような答えが返ってきます。

Googleで「資産」と検索すると・・・

資産とは、金銭的な価値ある全てものとあります。具体例として、金融資産や不動産などの有形資産が紹介されていますが、時間、健康、スキル、知識のような無形資産も含まれます。

投資=資産を手に入れるための行動

資産形成と投資はどう関係するのでしょうか?

投資とは、資産を手に入れるためにおこす“行動”のことです。

たとえば、

  • 賃貸用不動産を購入し、家賃収入を得る → 不動産投資
  • 配当金が得られる企業の株を購入 → 株式投資
  • スキルアップのために資格を取得し、年収を上げる → 自己投資

つまり、「将来的にお金を生むモノを手に入れる行為」こそが“投資”なのです。


投資とは、「将来的にお金を生むモノ(=資産)を手に入れる行為

投資に必要なのは“価値”を見極める力

投資とは、「資産価値を見極めて、適正価格で手に入れ、それを育てる行動」です。

株であれば、その企業が将来も利益を上げ続けられるか?

不動産であれば、そのエリアの需要や将来性はどうか?

価値がわからなければ、いくらで買うべきかも判断できません。

これでは「投資」ではなく、「感覚的な買い物」か「ギャンブル」と変わらなくなってしまいます。

相場がわからなければ割高なのか割安なのかの判断もできません。

でも、買い物と考えれば、スーパーで買い物をする時に私たちが日頃から自然とやっていることです。

そんなに難しいことはないんです。でもお金のことになると難しく感じてしまうだけ。


投機(トレード)=価格の上下で儲ける行為

次に「投機(トレード)」について説明します。

投機とは、価格の変動を利用して、差額で利益を得ようとする行動です。

投機をする人のことを投機家(トレーダー)といいます。

投機(トレード)の具体例
  • 短期の株価の動きを見て売買を繰り返す
  • FX(為替)の値動きを狙って売買を繰り返す
  • 仮想通貨を上がりそうなタイミングで買って、すぐに売る

これらはすべて「投機(トレード)」に該当します。

投機とは、「資産の価値」ではなく「価格の変動」を見て売り買いする

投資と似ているようで、実は目的も判断基準も違います。


ギャンブル=確率と運に賭ける

最後にギャンブルについてです。

ギャンブルとは、確率論に基づいて“当たれば儲かるかもしれない”という運任せの賭け事です。

代表例としては、

投機(トレード)の具体例
  • 宝くじ
  • パチンコ・競馬
  • カジノやオンラインくじ

ギャンブルには運営団体が存在し、プレイヤーが払ったお金の中から手数料を先に引いた上で、残りを“当たり”として再分配する仕組みになっています。

つまり、

ギャンブルは「誰かの損失が誰かの利益になる」ゼロサムゲームです

しかも、その中から運営側が手数料を抜く分、全体では損をする人の方が圧倒的に多くなります。


同じ「株の売買」でも意味が違う

ここまでを整理すると、たとえば「株を買う」という行動一つとっても、その意図によって意味が大きく変わります。

将来性のある企業の価値を見て株を長期保有投資
株価の上下だけを見て短期売買投機(トレード)
勘や噂だけで購入ギャンブル

大切なのは、自分が何をしているのかを“正しく理解”できているかどうかです。


投資で失敗しないために、一番大切なこと

「投資で失敗するのが怖い」という方の多くは、投資・投機・ギャンブルの違いを曖昧にしたまま行動しています。

でも、違いがわかっていれば、自分が“何をしようとしているのか”が明確になります。

  • 投資:資産を増やすための、価値に注目した行動
  • 投機:価格差を利用して稼ぐ、リスクの高い行動
  • ギャンブル:確率と運に賭ける、再現性のない行動

この違いを理解するだけで、あなたの行動や判断はきっと変わります。


まとめ:投資はギャンブルではありません

「投資=ギャンブル」と言う人がいますが、 それは、その人が“ギャンブル的な投資のしかたをしてしまっているだけ”です。

投資とは、今のお金を資産と交換するための行動です。

価値を見極め、適切な価格で手に入れ、それを育てて見守っていくプロセスです。

そして、投資をする前に「資産とは何か?」を理解しておくことも重要です。

これからNISAなどで投資を始める方は、まずこの基本を押さえておいてくださいね。

そうすれば、情報に振り回されず、落ち着いて自分の未来をつくっていくための投資ができるようになります。

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この記事を書いた人

下田 幸彦のアバター 下田 幸彦 青い森FP事務所 代表

保険を売らない独立系ファイナンシャル・プランナー(CFP®)です。

ITエンジニア > 保険ショップ店長 > ハウスメーカー金融担当者を経て2016年に独立。投資歴20年。株式投資・FX・不動産投資・暗号資産など幅広い投資経験を持つ実践派。

お金と時間のゆとりを増やすお手伝いをしています。

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