こんにちは、保険を売らない独立系ファイナンシャル・プランナー、
青い森FP事務所の下田です。
先日、ある50代の女性からこんなご相談をいただきました。
「ちゃんと貯金はしているし、無駄遣いもしていない。
なのに、なぜか老後のことを考えると不安になるんです」
こうした悩みは、決して珍しいものではありません。
…他にもこんな不安、あなたにも心当たりはありませんか?
- 今は元気だけど、もし一人になったらどうしよう…
- 年金って、いくらもらえるの?本当に生活できる?
- 子どもに迷惑をかけたくないけど、どれくらい貯めたら安心?
「不安の正体」は、金額ではなく“先が見えない”こと
実は、ある程度の貯蓄がある方でも、老後の不安を抱えるのは珍しいことではありません。
その理由は、とてもシンプル。
それは、“足りるかどうか”が分からない、つまり「先が見えない」ことが不安の正体だからです。
例えるなら・・・
ガソリンの量は知ってるけど、あと何キロ走れるのかがわからない。状態

目的地までの距離も不明、ガソリンスタンドの場所も不明。
その状態では、いくらガソリン満タンでも安心してドライブを楽しめないですよね?
老後のお金も同じ。
「今、いくらあるか」よりも「これでどう生きていけるのか」が見えないと、不安になるのです。
お金の不安を「安心」に変える方法は、実はシンプル
では、どうすれば老後の不安を減らすことができるのか?
答えはシンプルです。
将来のお金の流れを“見える化”すること。

- 将来の年金や退職金の見込み額を知ること
- 医療・介護・住まいにかかる支出を知ること
- 趣味や旅行などの必要な生活費を知ること
こうした情報を、自分のライフスタイルに合わせて1つ1つ整理していくと、ぼんやりとしていた不安の正体がだんだん輪郭を持ち始めます。
そして、問題の正体が見えると、
「それなら今こうしておこう」
という前向きなアクションが取れるようになります。
これは単なるお金の計算ではなく、未来への“準備と安心”につながる大事なプロセスです。

相談に来られた方のエピソードから
以前ご相談にいらしたAさん(50代・独身女性)は、1,000万円以上の貯蓄があり、浪費もなく、むしろしっかり者の方でした。
それでも、将来のことを考えると夜眠れないほど不安になってしまうことがある、とお話しくださいました。
詳しくお聴きしていくと、不安の背景にはこんな気持ちがありました。
- 一人暮らしで老後に頼れる家族がいない
- 老後に年金だけで暮らしていけるかがわからない
- いつまで今の仕事ができるか自信がない
- もし介護状態になったらどうなるのか不安
お金の問題だけでなく、生活や人とのつながり、心の問題が複雑に絡み合っていたのです。
そこで、一緒にライフプランを作りながら、具体的に「これくらいあれば大丈夫」と見える化していくことで、Aさんは最後にこうおっしゃいました。
「不安が整理されて、自分の人生を取り戻せた気がします」
誰かと話すことから、見えることもあります
「ちゃんと貯めてる。でも不安」
この言葉の奥には、数字では説明できない感情や価値観が隠れていることが多いです。
ですから私は、ご相談を受けるとき、お金の話というより“人生の話”を聴くつもりで、耳を傾けています。
そして、無理に何かを決める場ではなく、自分の状況と感情を丁寧に見つめ直す時間を一緒に過ごす。
そんなふうに考えています。
老後資金の不安に押しつぶされそうな時、「私、ちゃんとやってきたはずなのに」という思いが湧いてくる方へ。
あなたのこれまでの頑張りが、未来の安心につながるように。
よかったら、一度お話ししてみませんか?

